鍵の構造と仕組み

わたしたちは普段何気なく鍵という言葉を使っていますが鍵とは本来はいつも持ち歩いているようなものが鍵の本体となります。その鍵を挿して回して解錠させる部分を錠といいます。
錠はドアや引き出しなどに取り付けられていて施錠したり解錠したりする場所です。錠を回すことによってドアを閉めている閂を操作してドアを開けられるようにします。
「カギをかける」という言葉がよく使われますが正確には「鍵を掛け」ているのではなく「錠を掛ける」ということになります。

さらに錠前という言葉もあります。錠前とは錠と鍵がセットに成ったもののことをいいます。
一般的に扉によく使われている錠前はシリンダー錠と呼ばれる鍵です。これは錠にシリンダーと呼ばれる円筒形の構造が組み込まれているものです。
二つの円筒が二重になっていて外側の筒は錠のケースに固定されています。
内側の筒にはタンブラーと呼ばれる障害があります。施錠しているときはこのタンブラーが邪魔しているためにドアが開きませんが正しい鍵を挿して回せばタンブラーが所定の位置に動いてシリンダーがまわり、解錠することができます。

シリンダー錠の中にもディスクシリンダーとピンシリンダーというものがあります。
ディスクシリンダーはタンブラーのかた地が円形状になっています。それに対してピンシリンダーはピン上のピンタンブラーを使用しています。…大阪の鍵屋鍵猿